主にAndroidのカスタマイズ関係について書いていきます

2015/09/20

【s1tool】Hard Brick(文鎮化)したXperia Zを復旧させました!

さて、こちらの記事(【悲報】Xperia Z(C6603)が文鎮化(ハードブリック)しました!)で紹介したとおり、私のXperia Zは文鎮化してしまったのですが、どうにか復旧させることが出来ました。



復旧手順の紹介と備忘録を兼ねて書きたいと思います。



復旧手順

文鎮化させてしまった方は、恐らく通常とは違う方法で端末を弄っている方だと思いますが、注意事項としてはいつも通り自己責任ということと、裏蓋を完全に開けるので保証は無くなってしまいます。
また、最後まで読んでから行ってください。



準備するもの


  • 文鎮化したXperia Z
    バックパネルを開けておきます。上の画像でマスキングテープをつけているのはカメラ保護のためなので気にしないでください。
  • クリップや針金など
    テストポイントとGND(接地)をつなぐためです。
  • s1tool等のtool
    [English] Tutorial how to unbrick and update boot in Sony Xperia Z1 C6903
    こちらからs1tool 6II2015.exeggsetup-3.0.0.7.exeをダウンロードしておきます。(アカウントを適当に作ってログインし、ダウンロードしてください。)
  • s1toolで書き込むファイルの雛形のダウンロード
    上記URLからC6903.rarをダウンロードしておきます。

14_2_A_0_290.APP_SW_Honami_GENERIC_1272_6084_S1_SW_LIVE_6732_PID1_0005_MMC.SIN_FILE_SETの中身を見ると次のファイルが見えます。

  • apps_log_S1-SW-LIVE-6732-PID1-0005-MMC.sin
  • boot.zip
  • cache_S1-SW-LIVE-6732-PID1-0005-MMC.sin
  • fotakernel_S1-SW-LIVE-6732-PID1-0005-MMC.sin
  • kernel_S1-SW-LIVE-6732-PID1-0005-MMC.sin
  • partition-image_S1-SW-LIVE-6732-PID1-0005-MBR.sin
  • rpm_S1-RPMFW-LIVE-6732-PID1-0005-MMC.sin
  • update.xml

これらはC6903用のファイルなのでこれをC6603用のファイルに置き換えます。
これらのファイルはftfを作るときに生成されるので探します。
私の場合XperiFirmが内蔵されているFlashtoolからファイルを探しているため、C:\Users\(ユーザー名)\.flashTool\firmwares\Downloads\C6603_Customized SG_1270-1412_10.7.A.0.222_R1Eにありました。その中から以下のフォルダを用意し、上記SIN_FILE_SETの中身と置き換えます。またftfから抽出することも出来ます。

  • boot.zip(こちらはbootの中身をすべてzipでまとめます)
  • cache_S1-SW-LIVE-5CA3-PID1-0002-MMC.sin
  • fotakernel_S1-SW-LIVE-5CA3-PID1-0002-MMC.sin
  • kernel_S1-SW-LIVE-5CA3-PID1-0002-MMC.sin
  • partition-image_S1-SW-LIVE-5CA3-PID1-0002-MBR.sin
  • rpm_S1-RPMFW-LIVE-5CA3-PID1-0002-MMC.sin
  • update.xml

これらのファイルはFlashtool(0.9.18.6)を用いて作成しております。現状0.9.19.Xでは作らない方が良いです。
→Flashtool 0.9.19.8で問題ないことを確認しました。

C6603.SIN_FILE_SETあたりにリネームしておきます。

今回C6603ではapps_log_XXXというファイルはありませんでしたし、boot.zip内のファイル数も違いましたが行けました。
この方法を用いることで、他のXperia機種でもs1tool用のファイルを用意することが出来ると思います。


  • めげない心と注意力
    落ち着いてやりましょう。


復旧作業



  1. ggsetup-3.0.0.7.exeを実行し、ドライバをインストールします。
  2. 端末のバッテリーコネクタを外します。
  3. テストポイントとGNDをクリップ等で接続します。
  4. テストポイントとGNDをクリップ等で接続したままバッテリーコネクタを再度接続し、さらに電源ボタンを押したまま、クリップ等を離します。
    これによりエマージェンシーモードに入るようです。
  5. 端末とPCを接続し、ドライバのインストールが始まれば大丈夫です。画像中のZEUS Flash Deviceの様な感じです。
  6. s1toolを起動し、S1 EMERGENCY MODEにします。
    FLASHを押します。
  7. 端末をPCから切断し、2と同様にバッテリーコネクタをまた外し、3と同様にテストポイントを接続します。
    テストポイントを接続したのち、Testpoint READYを押します。
  8. ツールが実行されます。
  9. ツールが止まり、次の画像のようなメッセージが出たらテストポイントとの接続を離します。
    なお、私はこうなることは知らなかったので、8の状態でテストポイントとの接続を離してしまっていましたが、とりあず大丈夫でした。

  10. Finishという表示が出れば完了です。
  11. 最後にFlashtoolで通常のROMを焼けば完了です。

以上となります。
思っていた以上にすんなり行ってしまったので驚きでした。一番大変だったのはバックパネルを開けるところだったのかもしれませんね(笑)

root化についてはこちらをご覧ください。
【root化】Xperia ZをAndroid 5.1.1(10.7.A.0.222)へアップデートしました!


以下にs1toolのログを載せておきます。
2015/09/19 23:33:04 Welcome S1 Tool [06.02.2015].
2015/09/19 23:33:04 That is small and crippled subset of SETOOL2 service tool.
2015/09/19 23:35:16
2015/09/19 23:35:16 SELECT FIRMWARE PACKAGES
2015/09/19 23:35:16 YOU CAN SELECT SEVERAL PACKAGES WITH CTRL BUTTON
2015/09/19 23:35:25 CHECKING PACKAGES ...
2015/09/19 23:35:25
2015/09/19 23:35:25 DETACH USB CABLE FROM PHONE
2015/09/19 23:35:25 REMOVE BATTERY FROM PHONE
2015/09/19 23:35:25 ATTACH TESTPOINT
2015/09/19 23:35:25 PRESS "READY", THEN ATTACH USB CABLE TO PHONE
2015/09/19 23:35:25
2015/09/19 23:36:56 will use DLOAD protocol ...
2015/09/19 23:36:56 0808010600900000
2015/09/19 23:36:56 0D0F50424C5F446C6F6164564552322E30
2015/09/19 23:36:56 162001000100
2015/09/19 23:36:56 17004001000100E1907100
2015/09/19 23:36:56 PRODUCT DETECTED: "SONY APQ8064-3 ES1 OEM1 Fused"
2015/09/19 23:36:56 1801001EA8B0C1B209C88CBB3E220F0AC00F6E6520A273D516B40E7F2EAEB0E5B3DB8B
2015/09/19 23:36:56 PROCESSING ...
2015/09/19 23:36:57 REMOVE TESTPOINT NOW, THEN PRESS "READY"
2015/09/19 23:36:57
2015/09/19 23:37:39 Emergency loader uploaded ...
2015/09/19 23:37:40
2015/09/19 23:37:40 RUNNING S1_PRELOADER VER "APQ8064_39"
2015/09/19 23:37:40 LOADER AID: 0001
2015/09/19 23:37:40 DEVICE ID: 01BAE06D
2015/09/19 23:37:40 FLASH ID: "0011/01000010"
2015/09/19 23:37:40 LOADER VERSION: "APQ8064_39"
2015/09/19 23:37:40
2015/09/19 23:37:40 WRITING PACKAGES ...
2015/09/19 23:37:41 Processing package
2015/09/19 23:37:41 D:\Users\(ユーザー名)\Desktop\C6806\C6806\C6603.SIN_FILE_SET
2015/09/19 23:37:41
2015/09/19 23:37:41 WILL UPDATE BOOT TO : 1264-2309 S1_BOOT_LAGAN_1.1_10
2015/09/19 23:37:41 PARSING: "DEVELOPMENT"
2015/09/19 23:37:41 value OTP_LOCK_STATUS_1 :  UNLOCKED, not match LOCKED
2015/09/19 23:37:41 PARSING: "TEST_OEM0_007190E1"
2015/09/19 23:37:41 value OTP_LOCK_STATUS_1 : LOCKED, match LOCKED
2015/09/19 23:37:41 value OTP_DATA_1 :  00000100, not match 01000100
2015/09/19 23:37:41 value IDCODE_1 : 007190E1, match 007190E1
2015/09/19 23:37:41 PARSING: "PRECOMMERCIAL_007190E1"
2015/09/19 23:37:41 value OTP_LOCK_STATUS_1 : LOCKED, match LOCKED
2015/09/19 23:37:41 value OTP_DATA_1 : 01000100, match 01000100
2015/09/19 23:37:41 value IDCODE_1 : 007190E1, match 007190E1
2015/09/19 23:37:41 PROCESSING : emmc_appsboot_signed_S1-BOOT-5CA3-0001-MMC.sin
2015/09/19 23:37:41 PROCESSING : s1sbl2_signed_S1-BOOT-5CA3-0001-MMC.sin
2015/09/19 23:37:41 PROCESSING : sbl1_signed_S1-BOOT-5CA3-0001-MMC.sin
2015/09/19 23:37:41 PROCESSING : sbl2_signed_S1-BOOT-5CA3-0001-MMC.sin
2015/09/19 23:37:41 PROCESSING : sbl3_signed_S1-BOOT-5CA3-0001-MMC.sin
2015/09/19 23:37:41 PROCESSING : tz_signed_S1-BOOT-5CA3-0001-MMC.sin
2015/09/19 23:37:42 PROCESSING : Yuga_S1BootConfig_MiscTA_121203_1222.ta
2015/09/19 23:37:42 Writing TA var 0002/084F/0060
2015/09/19 23:37:42 Writing TA var 0002/08FD/0001
2015/09/19 23:37:42 BOOT UPDATED
2015/09/19 23:37:42 Processing ACPU files
2015/09/19 23:37:42 PROCESSING: cache_S1-SW-LIVE-5CA3-PID1-0002-MMC.sin
2015/09/19 23:37:43 PROCESSING: fotakernel_S1-SW-LIVE-5CA3-PID1-0002-MMC.sin
2015/09/19 23:37:44 PROCESSING: kernel_S1-SW-LIVE-5CA3-PID1-0002-MMC.sin
2015/09/19 23:37:45 SKIP: partition-image_S1-SW-LIVE-5CA3-PID1-0002-MBR.sin
2015/09/19 23:37:45 PROCESSING: rpm_S1-RPMFW-LIVE-5CA3-PID1-0002-MMC.sin
2015/09/19 23:37:45 no update files in package
2015/09/19 23:37:45 FINISHED
2015/09/19 23:37:45 Elapsed:148 secs.

  14 件のコメント:

  1. 復旧おめでとうございます。テストポイント、SO-01Bのブートローダーアンロック以来ですね。これからも楽しみにしています。

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    返信
    1. ありがとうございます!
      SO-01Bでテストポイントを使ったんですね。私はXperiaでは初めてでした。
      今後ともよろしくお願いいたします!

      削除
  2. いやぁ~大変助かりました
    文鎮化させてしまった原因が cwm v6.0.3.2 を使いましたのでこれが敗因と思ってました

    復旧手順 5. でドライバがインストールされたデバイスが
     ポート (COM と LPT)」の「Qualcomm HS-USB QDLoader 9008 (COM3)
    となりダメ元でその後の作業を試み 8. の手順が一向に進まず焦りましたが
    ドライバをダウンロードし更新したところ無事
     ZEUS Flash Device
    と認識し復旧させることができました
    なお当方では Flashtool 0.9.19.7 で問題ないことを確認しました
    (.5はダメ.6は持ってません)

    どうもご丁寧にありがとうございました

    返信削除
    返信
    1. 復旧おめでとうございます!
      手順1をやっていなかった、ということですね。

      Flashtoolについては0.9.19.Xはかなり更新が多いので、少し気をつけて使っていきたいですね。何より更新されているということは前のバージョンで不具合があるということですし……。

      削除
  3. ありがとうございます

    そうですね
    頻繁にアップデートのあるツールなどは過去のDLしたファイルはしばらく残してます
    偶然ではありますが Flashtool v1.9.18.6 はまだ持っておりました

    さて記憶が曖昧ですが手順1は実行しましたので不明なデバイスではなく
    上記のポートとして認識したのではと思います
    ドライバはご紹介のあったどこのサイトか忘れてしまいましたがそこより
     Qualcomm HS-USB QDLoader 9008 2.1.0.5.zip
    をインストールしドライバの更新を行いましたところ
     Qualcomm HS-USB QDLoader 9008
     ZEUS Flash Device
    の2つより選択でき復旧出来た次第です

    返信削除
  4. 確認しましたところ手順1はインストールされていました

    返信削除
  5. はじめまして。
    Xperia tablet(SGP321)を同様にハードブリックさせてしまいました。
    あきらめて放置していたのですが、テストポイントさえわかれば同様に
    修理できるのではないかと考えています。

    C6603の場合はテストポイントはどのようにして見つけましたか?
    どこかにサービスマニュアルでもあるのでしょうか?

    返信削除
    返信
    1. 私の場合、C6602での報告がxdaにあり、それをC6603でも利用した感じになります。なのでXTZでもxdaにて報告があればそれを探すのが良いと思います。
      そもそも通常の使用では考えられない行為なので、テストポイントの位置は公開されてないと思います。

      削除
  6. 機械音痴だから、見るだけで難しそう。共有してくれてありがとうございます。

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    返信
    1. 恐らく一番難しいのはテープで貼り付けられた裏蓋を外す部分だと思います(笑)

      削除
  7. 初めまして
    他機種ではどうかわかりませんがXperia Z1の場合はよほどのことがない限りどんなBrickもPC Companionを使用するなりFlashtoolからのftf焼きで復旧できたと思いますが。

    返信削除
    返信
    1. 初めまして。
      その『よほどのことが起こった時』の復旧方法がこちらになります。
      記事タイトルとして「Hard Brick」と書いてありますが、こちらは端末に電源を入れても何も起こらず(最初のSONYロゴすら映らない)、FlashtoolやPCCで端末を認識してくれないものとなります。
      FlashtoolやPCCで復旧できるものは「Soft Brick」と名称が分かれています。(日本語的にこちらは「仮文鎮」とでも表現しましょうか)
      こういったことが起きないように弄るのが大切ですが、何かあった時のために、記事として残した次第です。
      なお、端末によってテストポイントの位置や必要ファイルが違ってくるので、その機種にあわせた復旧方法を試すよう、お願い致します。

      削除
  8. 初めまして。
    当記事を読ませて頂きS1Toolを実行したのですが
    HARD WARE ID xxxxxxxxxxxxx NOT SUPPORTED
    と表示され先に進めない状態です。
    C:\Users\user\.flashTool\firmwaresにあるSOL26用のFTFファイルを使っています。
    対処法はないものでしょうか?

    返信削除
    返信
    1. 初めまして。
      ここで紹介している方法はXperia Z向けのものであるので、Z3では上手く行かない可能性はあります。他者様のブログにてSOL26の復旧について書かれていましたが、HARD WARE ID xxxxxxxxxxxxx NOT SUPPORTEDと出てしまった場合は諦めるしかないのかもしれません。
      もしかしたらs1toolのバージョンによることもあるかもしれませんので(他者様のブログでのツールの表示が少し違いました)、色々試してみると良いかと思います。

      削除

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